平成24年3月3日(土)に下関市立大学本館U棟5階大会議室において、第3回ふく資料室フグシンポジウムを開催いたしました。今回のシンポジウムでは、消費行動や地域振興などの観点から、「トラフグに関するイメージ分析と地域振興の評価」と題し、研究報告及びパネルディスカッションを行い、約50名の方々に参加いただきました。
前半は、研究報告として本学より横山教授及び濱田教授、三重県水産研究所より津本欣吾統括研究員の報告がありました。
津本氏の報告では、伊勢・三河湾におけるトラフグの資源生態の説明や三重県におけるトラフグの漁業実態などの報告がありました。また、トラフグを利用した地域振興として、安乗地区における「あのりふぐ」のブランド化について説明がなされました。
後半は「トラフグを利用した地域振興」と題しパネルディスカッションを行いました。ディスカッションでは、前半で報告を行った3氏に本学経済学部佐藤准教授を加えて活発な議論を行いました。高級料理であるフグについて、高級戦略と大衆化戦略の双方を実施していくことの重要性を議論いたしました。
今後も、シンポジウムなどを通じ本学が行なっている調査や研究について報告していきたいと思います。
第3回ふく資料室フグシンポジウム
「トラフグに関するイメージ分析と地域振興の評価」
内 容 第1部 研究報告
「ふぐの消費行動について」
横山博司(下関市立大学経済学部 教授)
「三重県におけるトラフグ漁業」
津本欣吾氏(三重県水産研究所 資源開発管理研究課長)
「安乗ふぐによる地域振興と下関フグブランド」
濱田英嗣(下関市立大学経済学部 教授)
第2部 パネルディスカッション
「トラフグを利用した地域振興について」
津本欣吾氏(三重県水産研究所 資源開発管理研究課長)
横山博司(下関市立大学経済学部 教授)
濱田英嗣(下関市立大学経済学部 教授)
佐藤 隆(下関市立大学経済学部 准教授)
杉浦勝章(下関市立大学経済学部 准教授)
横山博司(下関市立大学経済学部 教授) | 津本欣吾氏 (三重県水産研究所 資源管理開発研究課長) |
濱田英嗣氏(下関市立大学経済学部 教授) | パネルディスカッションの様子 (左から横山教授,津本氏,濱田教授,佐藤准教授) |
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